キモノいとをかし

着付け講師「いと」がキモノについてのあれこれを綴るブログです。

単衣でお買い物

軽やかな単衣の着物。

20℃超えてくると袷の着物はちょっと暑いので、普段は単衣で過ごしています。

 

こんにちは、着付け講師のいとです。


f:id:ito-kimono:20240418224730j:image

 

鎖骨のくぼみ辺りにちょこっとだけ脱脂綿をプラス。

ここにタオルで補正をすると、ズレたりタオルの畳み方でイマイチ合わなかったり‥としっくりきていませんでした。

 

そこで、成人式の振袖など、着せ付けをする場合の補正に使う脱脂綿を使ってみたのです。

 

本当にちょうど良く調整できたので、タオルやパッドが何だか合わないかも‥とお悩みの方。

ぜひ一度お試しくださいね。

着物で誕生日♡

先日、久しぶりに着付けをさせて頂きました。

 

今回のご依頼は、お友達のお母様とお嬢さんのお二人に。

おしゃれでカッコいい紬と可愛らしい小紋をお着付けしました。

 

その日はお母様のお誕生日なので、まだ着れていない着物を着せてあげたい、との素敵すぎるお話から決まったご依頼でした♡

 

おばあちゃんとお孫さんに着付けるので、体型はもちろん着せ方もそれぞれ違います。

お二人の年代に合わせて、キレイで動きやすいように気を付けながら着付けをさせて頂きました。

 

着付けの後のお食事もご一緒させて頂き、着物を着て喜んでくださっている姿を見られて、私も本当に嬉しかったです。

 


f:id:ito-kimono:20240213224410j:image

 

普段は着付けをさせて頂いたらそこでおしまい。

「着崩れはなかったかな?苦しくなかったかな?」と心配は尽きないのですが、今回は「お洋服のときより楽だったわ〜」と大変嬉しいお言葉も頂けました♡

 

お友達ご家族にとって素敵な時間を過ごすお手伝いができて、私も幸せでした。

本当にありがとうございました♡

 

 

桜の花、舞い上がる‥

各地で桜の見頃を迎えている今日この頃。

お近くの桜はどんな感じでしょうか?

 

私の住んでいる地域でも、桜がちょうど満開になり絶好のお花見日和となりました。


f:id:ito-kimono:20230401142447j:image

 

天気にも恵まれて、青空と桜がとってもキレイでしたよ。

着物で行ったので少し暑さはありましたが、長襦袢を単衣にしていたのは正解でしたね。

年中単衣にしたいくらい(笑)

 

お花見中は程よい風もあって、桜の花びらがヒラヒラと舞っていて素敵でした。

頭の中では、エレカシの「桜の花、舞い上がる道を」が♡

帰りの車内でもシメはちょうどこの曲でしたし、良い一日でした。

 

 

単衣の長襦袢の出番?

f:id:ito-kimono:20230322195723j:image

 

ハナモモ。

可愛いです。

 

こんにちは。着付け講師のいとです。

 

今日はとっても良いお天気で、暖かい一日でした。

着物は単衣を着たい気持ちをグッと抑えて、袷の白大島を。

長襦袢も単衣にしたかったけど、半衿をまだ付けていなかったので、こちらも袷の長襦袢を合わせました。

袷の長襦袢といっても袖無双なのでそこまで暑くはないんですけどねー。

 

そろそろ単衣の長襦袢を用意しようかしら。

ひなまつり♡女の子とお雛様

3月3日はひなまつりですね。

みなさんはどんな1日を過ごしましたか?


f:id:ito-kimono:20230303154210j:image

 

ひなまつりってお雛様を飾って、ちらし寿司やひなあられを食べるイメージですが、本来は女の子の健康と成長を祈る行事なんです。

 

今年はいろいろ忙しくてお雛様を飾るのどうしよう‥という考えも過ぎりましたが、やっぱり子供の成長は祝ってあげたいなと思って飾り付けをしました。

お雛様があるだけで、お部屋が華やかに明るくなりますね。

 

子供のためはもちろん、ひな人形のためにもやっぱり一年に一度出して飾ってあげるのがベストなんですよ。

着物も虫干ししてチェックをしますよね?お雛様も同じように外の空気に触れさせて、お雛様の状態も見てあげましょう。

 

お子さんを守ってくれるひな人形も大切にしていきたいですね。

 


f:id:ito-kimono:20230303234523j:image

ちなみに。Googleの検索画面がお雛様になっていました♡

Googleのこういう所好きです。

裾除けの紐が短い!そんな時は‥

着物を着ようとして裾除けを巻いたら、

裾除けの紐が‥む、結べない‥」

とお困りの方。

 

今回はそんな方へのブログです。

 

こんにちは、着付け講師のいとです。

裾除けの紐が短くて‥というお悩み、結構多いんです。

・結べてもギリギリで結びづらい

・付いてる紐だと届かない‥

などなど。

 

裾除けは既製品のものを使っている方がほとんどかと思います。

S・M・L・LLなどサイズは色々ありますが、丈の長さとの兼ね合いで紐の長さまで完璧にピッタリなサイズを選べないこともありますよね。

 

1つ上のサイズにすると紐も少し長くなって結びやすくなる場合もありますが、今回は今お使いの裾除けをそのまま使って、紐を結びやすくする方法をご紹介します!

 

短い裾除けの紐を結びやすくする方法

裾除けの紐が短いので、ギュッと締めて頑張って結んでいませんか?

裾除けの紐を締めすぎると、せっかく補正をしたところをヘコませてしまうことにもなるので、締めすぎはNG。

 

体に沿う程度に結ぶには、紐を長くするのが一番です。

今ある紐に布を足してあげましょう!

 

オススメはバイアステープ。

バイアステープと裾除けの紐の幅は大体同じくらいですし、バイアステープなら生地が内側に折込まれていて縫い付けるのも簡単です。

 

アイロン接着タイプのものなら端を縫わなくてもいいのでさらに楽にできますよ。

 

長さの調節は裾除けを巻いてみて、実際に足りない分を考えてバイアステープを切ってくださいね。

 

頑張って無理矢理紐を締めるより、ちょっと布を足してあげるだけで楽に紐を結べるようになります。

サイズアップした新しい裾除けを買わずに、使えるものは工夫してしっかり使ってあげましょう。

 

ただ、前合わせの部分の生地の重なりがほとんどない場合はしっかり体を包めるものの方がいいので、新しいサイズのものも検討してみてくださいね。

 

ちなみに、二部式長襦袢の下の紐も同じようにできますよ。

 

では、さっそくチクチク縫い始めましょう〜。ぜひお試しください。

 

 

 

 

 

静電気が起きにくい綿素材がオススメ♪

濃い色はダメ?入学式・卒業式に着る着物

こんにちは。着付け講師のいとです。

 

入学式・卒業式に着るオススメのきものについて、以前記事を書かせていただきました。

 

そして、たまたま目に入ったツイッターで見たのが、「私の持っている濃い色の訪問着はダメなの?」というような内容もの。

 

正直このツイートを見て胸が痛みました。

お子さんの式事はそんなに何度も経験するものでもないし、ましてや初めて入学式・入園式を迎える方にはなおさら。

そんな方にも安心してきものを着て行ってほしいという思いで、ブログを書いていましたが、なかなか全てはお伝えしきれず、まだまだ力不足だなぁという思いです。

 

もちろん、このツイートをされた方が私のブログを見たわけではありませんが(笑)

きものを着たい!という思いをサポートできるブログになれるよう、これからも頑張りたいと思います。

 

 

結局のところ、濃い色の訪問着はいいの?ダメなの?

結論から言うと、ハッキリとはお答えができません。

ごめんなさい。

 

お色味も実際のものを見てみないとわかりませんし、柄によっても変わります。また、園や学校によっても違うので「絶対」はないんです。

そう。洋服を選ぶ時とさほど変わらないのです。

 

ただ、着物は選びしろが大きいので悩んでしまうんですけどね。

なので、悩んでしまう方にはある程度「オススメ」をさせていただいているわけです。

 

オススメは淡い色、でも・・

もともと訪問着というのは華やかな柄のものが多いので、私もお子さんの式事に訪問着を着るなら淡い色をオススメしていますが、濃い色の訪問着がダメなわけでは決してありません。

濃い色の訪問着で柄も華やかすぎると、主役であるお子さんよりも目立ってしまうので、濃い色の場合柄は少し控えめなものを合わせると良いと思います。

 

お色味だけでいうと、柄が控えめな付下げや色無地であれば濃い目のお色味でも大丈夫ですし、江戸小紋なんかはダークカラーも多いですからね。

濃い色が式事に向かないなんてことはないのです。

 

それに、着物はいろんなアイテムを組み合わせて着るもの。着物の色が濃い目でも帯や小物の色次第で、入学式・卒業式に合うコーディネートにできますよ。

 

一般的にいう「オススメなもの」というのももちろんあるんですが、あれもこれもダメとなったらせっかくの着物を着たいという気持ちにも水を差してしまいますよね。

なるべく着物を着る日を楽しみにしてもらいたいので、あまりマナーばかり考えなくても大丈夫ですよ。

 

 

まとめ

お子さんの式事に濃い色の訪問着を着る場合は、柄や他の小物類など全体のバランスを考えて合わせてみてください。

あと、一番重要なポイントが主役であるお子さんよりも目立たないようにすること

あくまでも大事なお子さんのお祝いの場であることを考えてあげられていれば良いと思いますよ。

 

お子さんと一緒に素敵な一日を過ごせるといいですね。

 

 

↑↑

レンタルでもこのような感じの濃いめ・華やか柄のものもあります。実際、私の娘が通っていた幼稚園の卒園式では華やかなママさんたちが多く、華やかな訪問着を着ている方も多かったですよ。場の雰囲気も大切な要素ですね。