こんにちは。着付け講師のいとです。
着物を着る時、まとめ髪をされる方も多いんじゃないでしょうか。
特に、王道のアップヘアスタイルは着物姿をより美しく見せてくれるので人気も高いですよね。
そんな素敵なアップヘアですが、
- 頭が痛くなってツラい
- 外した後もズキズキが残る
‥と頭痛に悩む方も中にはいらっしゃいます。
私もそのうちの一人。
一日中着物を着ていることも多いのですが、夕方には頭痛がしてきて「早く髪ほどきたい〜」ってなるんですよね。
今回は、
- 頭痛の原因
- 痛みをやわらげる方法
- 頭が痛くなりにくい髪型
この3つのポイントを見ていきましょう。
頭痛の原因
アップヘアをしていて起こる頭痛は「ポニーテール頭痛」と言われています。
頭の上の方で髪の毛をゴムで結んだりピンで留めたりすることによって頭皮が引っ張られ、血流が悪くなってしまうことが原因です。
また、髪の重みが一箇所に集中すると首や肩の筋肉が緊張してしまったり、後頭部の知覚に関する「後頭神経」が圧迫されて影響を受けてしまうこともあるそうです。
痛みをやわらげる方法
ポニーテール頭痛のズキズキとした痛みは、アップヘアなどの髪型をほどくと収まることか多いです。
髪を下ろしても痛みが消えない場合は、首周りをホットタオルなどで温めてみてください。頭皮の血行が良くなり症状も緩和されますよ。
外出中などの時は、頭皮のマッサージや首・肩の筋肉をほぐしてあげるのも良いですね。
このポニーテール頭痛も、疲れが溜まっていたりすると症状が出やすかったり、痛みが取れにくかったりするので、体をゆっくり休めてあげるのもいいかもしれません。
頭が痛くなりにくい髪型
髪をアップにするとどうしても頭皮を引っ張りやすいので、ポニーテール頭痛を予防するにはなるべく頭皮に負担をかけないのがベスト。
耳の高さより下の低めの位置で結ぶようにしたり、低めのシニヨン(お団子)にするのもオススメです。
三つ編みや編み込み、くるりんぱなど、少し緩めにできる髪型でアレンジするのも良いですね。
いかがでしたか?
着物を着て楽しく過ごしているときにズキズキとした痛みは辛いですよね。
首周りを温めたりマッサージするなどの対処法を試してみたり、ちょっといつもと違うヘアスタイルに挑戦してみたりして、ポニーテール頭痛を乗り切っていきましょう。