キモノいとをかし

着付け講師「いと」がキモノについてのあれこれを綴るブログです。

伊達衿の色を効かせる♡訪問着や色無地などにも

もうすぐ卒業式や入学式シーズン。

 

ということで、今日は母から譲り受けた訪問着をボディちゃんに着せてみました。


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一斤染(いっこんぞめ)のような淡いピンク系の着物に、紫系の伊達衿(重ね衿)を合わせてちょっと引き締めて。

白メインの帯に赤〜ピンクのグラデーションの帯締めを。

実際に着付けるときにはちゃんと帯の柄出しするのが一般的ですが、今回はスッキリさせたかったので柄が少ない所を出してコーディネートしています。

そして淡〜いピンクからグレーの帯揚げを合わせていますが、写真で見るとほぼ白ですね(笑)

 

 

お手持ちの着物の中には‥

 

お母様から譲られた着物の中にピンクの訪問着が入っていませんか?

他の色もあるけど、一枚は必ずあるっていう(笑)昔の若いお嬢さんの定番色はピンクだったみたいですからね。

 

ピンクの訪問着には、優しいお色味のオレンジやグリーンの伊達衿もきれいなので、セットで保管されている方も多いんじゃないでしょうか。

今回したコーディネートのように伊達衿をちょっと濃い目の色にしてあげると、可愛らしさの中にも大人な感じを出せるので「ピンクは可愛すぎてちょっと・・」という方にもおすすめです。

 

見える範囲はごくわずかですが、伊達衿のお色次第で違った印象にできますよ♡

 

訪問着はもちろん、付け下げや色無地などの着物にもいろいろ合わせて見てくださいね。

卒業式や入学式を控えている方にも、ご参考にしていただけたら嬉しいです。