着物を着ようとして裾除けを巻いたら、
「裾除けの紐が‥む、結べない‥」
とお困りの方。
今回はそんな方へのブログです。
こんにちは、着付け講師のいとです。
裾除けの紐が短くて‥というお悩み、結構多いんです。
・結べてもギリギリで結びづらい
・付いてる紐だと届かない‥
などなど。
裾除けは既製品のものを使っている方がほとんどかと思います。
S・M・L・LLなどサイズは色々ありますが、丈の長さとの兼ね合いで紐の長さまで完璧にピッタリなサイズを選べないこともありますよね。
1つ上のサイズにすると紐も少し長くなって結びやすくなる場合もありますが、今回は今お使いの裾除けをそのまま使って、紐を結びやすくする方法をご紹介します!
短い裾除けの紐を結びやすくする方法
裾除けの紐が短いので、ギュッと締めて頑張って結んでいませんか?
裾除けの紐を締めすぎると、せっかく補正をしたところをヘコませてしまうことにもなるので、締めすぎはNG。
体に沿う程度に結ぶには、紐を長くするのが一番です。
今ある紐に布を足してあげましょう!
オススメはバイアステープ。
バイアステープと裾除けの紐の幅は大体同じくらいですし、バイアステープなら生地が内側に折込まれていて縫い付けるのも簡単です。
アイロン接着タイプのものなら端を縫わなくてもいいのでさらに楽にできますよ。
長さの調節は裾除けを巻いてみて、実際に足りない分を考えてバイアステープを切ってくださいね。
頑張って無理矢理紐を締めるより、ちょっと布を足してあげるだけで楽に紐を結べるようになります。
サイズアップした新しい裾除けを買わずに、使えるものは工夫してしっかり使ってあげましょう。
ただ、前合わせの部分の生地の重なりがほとんどない場合はしっかり体を包めるものの方がいいので、新しいサイズのものも検討してみてくださいね。
ちなみに、二部式長襦袢の下の紐も同じようにできますよ。
では、さっそくチクチク縫い始めましょう〜。ぜひお試しください。
静電気が起きにくい綿素材がオススメ♪